2004 10/02 07:51
一番絞り
>>712
石原さんてかたはそういう人だったのですか。
ぼくはこうみえてもいちおう浄土真宗大谷派のお坊さんなんで、世俗からは観念的には
完全に抜け出ているつもりですので言いますが
あまり人の死ってものが悲しくない。むしろ、ああ、浄土に往かれたかってな感じ。
真宗の教えってのは、これを仏教といっていいのか、宗教といっていいのかなってくらいに
毛色が変わっていて、実際、宗祖の親鸞は〈宗教〉、〈国家〉ってものを解体寸前まで追い詰めた人です。
宗教と国家ってものを完全に消滅させるのが望みだった。
なぜか皮一枚残して亡くなってしまった人ですけど
その教えの中核のひとつは「二種回向」ってことです。往相、還相ってことですが、
要するに浄土へ行った人(往相)は、また還ってくる(還相)と。
石原さんもまた急ぎ人をたすけるために姿を変えてこの世に戻ってくると信じれればいいのですが、
ことばの生の意味ではウソですよね。残念ながら。でも、ある意味ではほんとうだな、と信じています。