09/21 10:46
石川和広
僕も春樹さんの初期短編がいいと思う時が多いです。僕の高校の頃バブル期で何か周りが妙にざわざわ息苦しく、春樹さんの、今はなきヤスケンが「海」に依頼した短編は、静謐で静かな音楽のかかる良い喫茶の匂いがし、避難所のように感じました。ほっとした。最近は春樹さんも無理してる感が強い気がしました。だから、奥主さんのいう少し後から、距離を置いて読むようになった。その辺りは奥主さんとの世代の差を微妙に感じます。僕のとき売れ線だったし 新作は彼なりのやり方で今の日本の街に復帰しつつある予感。しぶとい方だなと思います。