07/21 18:48
佐々宝砂
私はケンカがめんどくさいので、やりません。というかやめとこ思うております。まあなるべく穏やかにやりまひょ。ニューススレにもぼちぼち参加しますが、なにしろ静岡山奥に帰宅したのが21日0:30で、また明日から夜勤ぽいのでニューススレへの参加は週末以降になると思います。脳味噌がまだ半死です。そちら待ってる人、まだごめんねです。
で、とりあえずのポエケ感想。
私はポエケ初参加で、どういうものかわかんないまま出店しました。これまでコミケには何度かお客で行きましたので、ポエケってコミケみたいなもんかなーというかなりアサハカな想像をしておりました。しかし間違ってました。ポエケっておとなしい。コミケよりはるかにはるかにおとなしい。その点こそが最大の驚きでありました。コミケ系の人間というものは、ふつうの社会だとおとなしい異端児でおしゃれもあんまりしません(というかおしゃれのやりかたを知らんのです)が、コミケとなるとはじけます。地味なぶしょったい(この言葉通じるのかしら。方言ではないかしら)女の子が、突然帝国歌劇団の美女になっちゃいます。顔の造作はさておいて、ですけどね(笑)。
コミケで売られる本やグッズは、基本的にすべて素人の製作したものです。単に好きだから、楽しいからやっているようです。コミケ系の人間に見られる、好きだから、楽しいから、だからあたしは今は恥なんか捨てちゃうの、売りたいからじゃなくて、いやもちろん売りたいんだけどそうじゃなくてあたしはこれが好きなの楽しいの、というノリが、ポエケにはあまりありませんでした。そういうものを発散していたのはポエム王子くらいなものです。変な言い方ですけど、詩の人間は、まだシャイに過ぎる、恥を捨てていない、のではないでしょうか。私にはその点が残念でした。
蘭の会ブースは、私の勝手な希望により「わけがわからんところで、バラバラでコンセプト不明、でも楽しいよ」という雰囲気を出そうと努力しました。そもそも蘭の会の詩集がそういった性質を持っている、バラバラでコンセプト不明というのがコンセプトだからです。宮前のんによる風船実演も、そうした「わけのわかんなさ」かつ「楽しさ」のための演出のひとつです。実を言えば私はテキヤ的に口上を考えてきて、だからわざわざ一升瓶に法被(笑)だったのです(私は占いでテキヤ系列の仕事をした経験があります)。それだけ準備して、さていざバンバンガンガン売るぜ!と思ったのですが、なんだかポエケ全体がそういう雰囲気でなかったので、実際には口上をやりませんでした。かわりに異言をやっちゃいましたけどね、それでも、意味不明な異言さえも、ひとつの芸ではあります。みながみなできるものではありませんから。
販促というものは、ある種の仕事、でもあります(ミカンとかソーセージの販促なら、私はよくやります。真剣に、仕事として)。もちろん販促をするまえに、商品自体をいいものにしておくのは当たり前です。売るのですから、つまらんものまずいものを売ってはいけません。それも、当たり前です。やませば
>>342の発言にあるマーケット調査も私には至極当たり前のことと感じられます。そうした当たり前のことをなした上で、はじめて「売る」という行為をしたいと私は考えます。
でもまー、個人的に、ポエケはたいへん楽しかったです。ささほーさとはささほーさな人間だとわかっていただけた人が多く、現物「佐々宝砂」がウエブ版「佐々宝砂」イメージを裏切らなかったことが判明したので、それだけでもほっとしたし嬉しかった。白糸さんの扉は開け放しだそうですが、私の場合、「佐々宝砂」というキャラクターそのものも、売り物なのです。そういう考えは異端ですか。おかしいですか。無論、全員が全員こうなれとは申しませんけれども。