雑談スレッド5[177]
05/26 21:55
ドジ

寄ったついでといってはなんですが、客観的な詩の批評もふつうの批評もできないので、
ちょっと気になったm.qyiさんというお方の詩の感想。

m.qyiさんの詩は、あれは、いわば胴体に開いた風穴だなとおもうときがある。
そういう静けさ...というより、もともと穴(できれば穴などという漢字を使わずに
表意文字○でいきたいものだが)だから、静けさ、という表現もないのだろうが
この穴は、文字どおり風の通り道にさらすと、ひゅーひゅーと音がする空隙で
そのひびきは飄々と聴こえることもあるだろうし、喉仏から押し出される
圧搾空気のようでもあるだろうし、車の排気音のように聴こえることもある
だろうし、ときに破れ障子がはためく音がすることもある。
にしても、くすぐったくも、おかしく、寂しい詩になっていて、
その実、身体の隅々の小さな破れ目にも手が行き届くように書かれているところが
たいへんただものではないという感想を抱かせる、とても気になる詩人ではある。
管楽器といってもよい。
かれは自在にみずからの風穴を繰るひとなのだ。
○Rと○Kを風にさらしてみたり(痛みをともなうけれども、それがまた、ときに病みつきになったり)
ときにちょっと自制して風の通り道から○Fと○Pをそらしてみたり。それらが痛いような痒いような気持ちよいような辛いような旋律となり....。

みずからに穿たれた穴を風にさらして奏でる管楽器の人。
これだな。
と、ここまで書いたがどこまで本気なのやら。どこまで当たっているのやら。
失礼しました。
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