2007 12/22 19:47
たりぽん(大理 奔)
(ブレインストーミングとして)
リンクを張って引用先を参照するという方法はネットならではの利点でもあるし、告知無く引用元の文章が作者により改変または削除される場合があることを考えても有用な方法だと考えます。(転載した場合であっても発表された場所(つまりURL)を参照先として明記するのは必須のように思います。)
個人のサイトにアップされたものの場合セキュリティ上の不安を感じる事もあると思います。そういう意味では現代詩フォーラムのような、不特定多数が安全に投稿できるシステム化された場所というのは投稿先としての価値があるのかなぁとは感じています。(現代詩フォーラムも個人のサイトではありますが)
もう一つは、ネット詩集のようなものの中の一作品を批評する場合。作者の意図が詩集全体で完成するものであったとすれば、その全文を転載することは(著作者の許可がない場合は)著作者の権利を侵したことになると思います。つまり、一作品を無断転載しようが詩集全体を無断転載しようが侵される著作者の権利の重さには差がないと思います。
何が言いたいかと言えば、許可を取る、といういちばん基本の作業を省いていいのはあくまでも引用の範疇であって、転載には許可がやっぱり必要だろう、ってことです。
リンクには許可はいらないので、著作者の権利を考えた場合リンク先を示して、必要部分を引用して批評するというのは省力化と著作者の権利を守る意味で有効じゃないかと思います。
著作権法の規定する権利はネットとデジタルメディアの普及した現状に合致しないことがおおいので、私は著作権法に抵触するかどうかではなく「著作者の権利をどのように守りながら、いかに表現は自由であるか」(ん?意味わかんなくね?)という議論でないと意味がないなぁと思っています。法律の問題なら弁護士の仕事じゃねーのかなとかね。
ミニマムに考えれば、フォーラム内での引用・転載のガイドラインを形成していくのが実験としてはおもしろいと思いますが。