発泡する夜
肉食のすずめ
屋根切れてポツポツ毛穴発泡す 雨にも強い想い出シャボン
そんなには好きではないヤツ好く見える昔の歌がよくかかる店
発泡酒ただひたすらに発泡酒 稼ぎの無いよな顔して笑う
心臓に古い破片が流れ来てゴツンゴツンと打ち寄せる波
全身を熱い気泡で湿らせてワルツ踊るよ ついてこなくても
「お兄さん 30分間 マッサージ」一緒に踊ろお金出すから
平面を行き交う過去と今未来 壁に打ちつける手はフレミング
悲しみは等速度にて上昇す地上の回転止んだ後でも
生命の樹をいたずらに動かして夜の隙間にユートピアを生む
短歌
発泡する夜
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肉食のすずめ
2007-01-03 09:51:42
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