明日 同じ夕暮れが
umineko

ねえ
化粧なんてイイから
今から出かけよう
真夜中

通りは
コンビニだけがあたたかい
僕らは
夜を疾走する

たとえ
抱き合ったとしても
懸命に
指を重ねたとしても

どこかに
隙間ができるから
だから

夜を
ずっと下って
海の見える公園で

僕らは知っている
愛しさは
永遠ではないことを

だから
僕の孤独が
あるいは
君のさみしさが

目を覚ましたりする前に

明日
同じ夕暮れが

ふたりに続きますように






自由詩 明日 同じ夕暮れが Copyright umineko 2006-12-10 22:52:33
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