痴話
虹村 凌

心なんて要らないなんて嘘だ
残酷なまでに全てを詩にして
いつかきっと人を殺す気がする
そしてその死でさえも詩に

***

君が私に抱かれる事を望むなら俺は厭わない
ただ君はわかっているのだろうか
行為の最中に俺が何を考えているのか
何を求め何を望み
その結果として何をするのかと言う事を
そしてそれは君を深く傷つけるであろう事を
わかっているのだろうか?
覚悟は出来ているのだろうか?

***

夜明けに
ドアを叩いて


自由詩 痴話 Copyright 虹村 凌 2006-11-23 18:35:09
notebook Home 戻る  過去 未来