ジャミロクワイ(冬の子)
虹村 凌

オールドスクールなダンスナンバー
晴れた海岸線を
オープンカーですっ飛ばすような
晴れた休日の遅い朝
風呂上りに窓を全開にして吸う煙草のような
雨の日に
締め切った窓の内側で楽しむ珈琲のような、
夜の街を
二人だけの世界を構築して歩くような

不思議な顔立ちをした背が高い
ジャミロクワイが好きだった
そんな女の子

茶封筒に入れた無粋なラブレター
読んでもらえただろうか?


自由詩 ジャミロクワイ(冬の子) Copyright 虹村 凌 2006-11-15 11:42:34縦
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