かつおぶし
虹村 凌

野外でパンツを脱いだり
おしっこをしたり
おっぱいを出したりする様な
女の子が好きになった
精液が膣から溢れ出した
彼女は石女だったから
精液は何度でも溢れ出た
そんな女が好きになった

そんな事を言っている間にも
何処かで誰かが泣かされて
何処かで誰かが犯されて
何処かで誰かが殺されて
いる

敵がいればみんな安心して生きていける
敵がいなけりゃ怖くて生きていけない
手が
震える
敵がいる事で得られる安心感
心が震える程の高揚感
暴力暴力暴力
血液血液血液
流れ出たら別世界

口を開けて横断歩道を渡って
よだれを垂らして射精して
笑っている


自由詩 かつおぶし Copyright 虹村 凌 2006-10-19 13:23:10縦
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