処女膜
虹村 凌
何時か刺されて死ぬ気がしてならない
僕の脳味噌は寂しさで
実際の活動力を更に半減させて
お世辞にも美しいとは言えないあの子を
加藤ローサにして見せて直ぐに眠りに堕ちた
鷲掴みにした乳房は加藤ローサの乳房じゃない
指先を擽る陰毛は加藤ローサの陰毛じゃない
そして僕は処女に傷をつけ
怒れる誰かの凶刃に倒れるのだ
処女膜が破られることは無かった
40歳になってお互いが独身だったら
何時か結婚しようと勝手に思う
自由詩
処女膜
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虹村 凌
2006-09-17 14:59:55
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