鏡の国の
プル式
静か過ぎるくらい静かに
あなたの足音が聞こえました
私を一人にしたまま
あなたは何処に行くのでしょう
私は目をつむったまま
あなたの顔を思い出そうとしました
あなたの残像ばかりが
私の目蓋に映りだし
目を開ければまだ
そこにいるのではないかと
儚い夢を私に見せたあなたは
あなたは何を見ていたのでしょう
外に出るとまるで
カーボン紙のような空に
穴の空いた様な星があり
私は少しおセンチにも泣きました
あなたは今
何を見つめているのでしょう。
私の見た夢は
何処を探せばいいのでしょう。
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恋の歌