いつもと違う道を通った朝
雨にぬれるゴミ置き場
あこがれの大きなゲーム達が
まるで泣いているかのようで
立ち止まって
ドキドキした

帰りに傘はいらなくて
涙は乾いてたけど
笑ってはいなかった

忘れてしまうでしょう

言われたようで
苦しくて
ドキドキした

忘れないよと
うたつた

晴れた空と
雨の音が
まざり合って
むらさきのふりかけ

夕方の
僕を
街を
雨が
少し
おいしくした





自由詩Copyright  2006-06-24 02:34:47
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