いつかの空
LEO


地面に伸びた影を
ただひたすらに
追いかける
僕らはあの日
自由だった

悪戯な
きみの笑い声が
背中をくすぐって
僕のなかにあったのは
「現在」という時間だけ
確かにあの時は

あれから
たくさんの時間が増えた

ただ寝転んで
雲のかたちを数えた
いつかの空は
もう遠い


自由詩 いつかの空 Copyright LEO 2006-06-24 01:18:44縦
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