NEW TYPE
山崎 風雅

 時の船に揺られ
 昼と夜を行き来する

 神は女に出産の苦しみを
 男に労働の苦しみをお与えになった

 苦しむために生まれてきたのか
 生きていることが苦しいのか
 
 人の作ったルールが全ての人に平等なわけはない
 誰一人同じ人生を歩むこのなどあり得ないし

 苦しみから開放されるための苦しみ
 自分で革命を起こして
 切り開く未来

 雑音だらけで真実の声は聞こえやしない
 まばらに咲く草花のように
 リアルな笑顔に出合うためのお出かけ
 一人でいても
 人は微笑むことは許されている

 嘆くなかれ
 嘆くなかれ

 つじつまの合わない人生に思えても
 きっとどこかで宇宙のルールに従ってる

 気持ちよく伸ばしたその髪を撫でて
 我らが住みよい世界を作っていこう

 心を萎縮させるナイフな言葉など
 月曜日の朝にゴミと一緒に忘れてしまおう

 マテリアルは充分そろった
 精神 心を進化させ
 ニュータイプの村を世界に広げていきましょう



 


自由詩 NEW TYPE Copyright 山崎 風雅 2006-06-21 01:35:13
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