いっぱいの時間
藤原有絵

なみなみと カップに注いだ

たっぷりの時間は

ごくごくと それはあっという間に

君に飲み干されてしまって

僕は呆れてしまうのだけれど

君があんまりにも

美味しそうに飲み干してくれるから

何も惜しい ものはない


未詩・独白 いっぱいの時間 Copyright 藤原有絵 2006-06-17 00:03:29
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