夜空の同系
かぜきり

夜の眩しさを拭って
時に沿わずにこころみる
陽の束飲み乾すその刻に
えにかお映さぬ線をなし
最に煌くその時間に
ついをもとめずはなちゆく
夜に焼けた肌の色は

とても
とても

夜に似た色のともし火




自由詩 夜空の同系 Copyright かぜきり 2006-06-11 11:55:29
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