奥津 強

また 光を 飲んだ
口から 日向が 咲く
およそ 俺達が
唯一 愛せるもの
痛みであることの 現実

慰めが おどろおどろしく
俺達を 愚者へ 換金していく
光は 隙間から こぼれることはない
なので 俺達は 行く
弛緩した 光の 教学へ
人形の 形 下種達の 亡霊に 
教えを 乞いに・・・・・・

光は 消えていく
斑色に 染まった 朝の 氷
反射すべき 太陽の 姥捨て山

俺達の すべき事
光に 習いに行くために

ありとあらゆるところからの 教え
ありとあらゆるところからの 弱視

 


自由詩Copyright 奥津 強 2006-05-21 07:52:32
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