立葵
落合朱美


人を愛するということに
流儀や作法があるのなら
どうか教えてほしい

風がそよぐ 
けれどそれは
私をいたずらに惑わせて 
答えなど示すはずもなく
通り過ぎるだけの風 

やがて嵐に煽られて
散り際さえも
思うままになれず

せめて幼子のように
貴方の胸で無防備に
泣きじゃくってみたかった


気高さは自ら望んだものではなく 
延べられた手にすがる術を知らない
ただそれだけの孤高の花




自由詩 立葵 Copyright 落合朱美 2006-05-17 23:46:49縦
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