花散る里
落合朱美
色とりどりの花片の散り敷かれた舗道は
華やかな体面をたもちながら
苛立ちを隠しきれずに風を待つ
永遠に灰色であることはささやかな安穏
たとえ幾千もの足に踏み入られても
艶麗であることよりも
聡明であることを誇りとして
自由詩
花散る里
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落合朱美
2006-05-14 22:51:35縦
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夢浮橋