ぽえむ君−四季−
ぽえむ君

ぼくは詩人

時とともに季節は巡り
巡るとともに
季節は移り過ぎていく

今日もまた

朝の散歩をしていると
カレンダーに出会いました

1年を1枚に紙に集約したもの
それを眺めながら
ふと心に感じました

暖かい風は
生命に新たな息吹を与えて
薄色の花々は活気に満ち溢れ
動物たちは暗闇から起き上がる

激しい雨は
生命に潤いを授けて
緑の葉は大きく広げ
動くものはその下で水を飲む

熱い風は
生命に強さを加速させて
純色の花々が咲き乱れ
長い昼の中で休まず動く

涼しい風は
生命に安らぎを気づかせて
葉の色を変え
その実りのご馳走に喜びあう

冷たい風は
生命に休息を知らせて
次への希望を託して
静かに眠りに入る

そしてまた
優しい風は
生命に時の始まりを告げて
まどろみから目覚めて
再び明るい世界にあいさつをする

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−四季− Copyright ぽえむ君 2006-04-22 22:59:13
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