ゲロまみれの夜明け
虹村 凌

昨晩は最悪だった。寝ないって事が、どれだけ体に負担をかけるかを理解した。
頭で理解したんじゃない。体で理解したのだよ。
混ぜなかったら確実に死んでたと思う。

生まれて初めて四暗刻を和了した夜
生まれて初めて一半荘で三倍満を二回和了した夜
生まれて初めて一半荘で二倍満を二回和了した夜
お父さんお母さんごめんなさい
僕はゲロにまみれつつも
一生懸命ウンコしようとしてました
生まれて初めてゲロとウンコを同時にこなした夜
誰も声をかけちゃくれなかった

ただ遠くからコツコツと何かを叩く音が聞こえる

最近は路線を変更したいなぁとか思ったりする。
そろそろ路線を変更したいなぁと思うのよ。
何かを糞って言ってるだけじゃしょーもないしねぇ。

路線を変更したバンドとかって、新しい客とかファンは掴めるけど、
それまでいたファンを手放す結果になりかねないよね。
俺が今じゃB’zを聞かなくなったように。
まぁ俺はプロじゃないから、別に何したって社会に然程影響は与えないだろう。
政府のエロイ人が俺の詩を毎日心待ちにしている、とかならアレだが。
まぁそんな状況が100%無い訳でもないって事も考えている。
誰かは俺の詩を待ってるのだろうし、俺も誰かの詩を待ってる。
そんな状況で、路線変更をしようか迷っている。
したいにはしたい。だが今のままじゃ出来ない。
したいとは思うものの、矢張り頭が新しい方向に向かない。
そもそもどの方向に変更しようか考えていないのだから、出来る訳が無い。

とりあえずセックスしてみたら変わるかもしれない。
とこんな事を言ってる俺はちっとも変わってない。


散文(批評随筆小説等) ゲロまみれの夜明け Copyright 虹村 凌 2006-04-08 06:41:48
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