ぽえむ君−宿命−
ぽえむ君

ぼくは詩人

人は人として
何かに与えて
何かを与えられて
生きていく

今日もまた

朝の散歩をしていると
1枚の紙切れを見つけました
ふとそこに書いてある文に
目がいく

 なぜ君は壁にぶつかろうとも
 強い風に吹かれようとも
 立ち向かおうとするのか

誰が書いたのかわからない
誰に書いたのかわからない

ぼくは自分のペンを取り出し
その言葉の横に

それがぼくの宿命だから

とだけ書いて
また道ばたにおいた

誰のために書いたわけでもなく
誰に伝えるために書いたわけでもなく

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−宿命− Copyright ぽえむ君 2006-04-05 00:13:29
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