心なんて要らないのですよ
虹村 凌

乳首を這う舌
執拗なまでに
それでも挿入れない
唇を這う舌
執拗なまでに
それでも絡ませない

「先生助けてください先生の事を考えていると一日10回は射精してしまうんですいいえ一日に最低でも10回多いときは20回煙草だって1カートン吸ってしまうんです先生に勇気を振り絞って言っても先生にはどうしようもないってわかってるんですけど先生ごめんなさい僕にはこうするしかないんです先生先生先生先生」

先生はウフフと笑うと薄ピンク色の唇で僕のそれを綺麗にしてくれるだけ
(先生の予想とは裏腹に先生の顔は汚れてしまったけれどそんな先生も綺麗だった)

先生の顔に
先生の胸に
先生の口に
先生の膣に
先生の先生の先生の先生の先生の僕の先生に
じゃっくおふ したい
挿入せずに

あぁそれでもやっぱり先生に挿入したい

「メス挿入!」


散文(批評随筆小説等) 心なんて要らないのですよ Copyright 虹村 凌 2006-04-04 07:14:41
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