14.マシュー・リラード
合耕

血の気の引いたホットドッグは鉛筆になるから
肘で挟めるんだそうだ

こちらへ倒れて来そうな灯台も
前歯で押し止めながら
挟む

喋り言葉の中に
こめかみの内側を上ってゆく汗が
自然に混じるのか そうでないのか
わからないままでいて


自由詩 14.マシュー・リラード Copyright 合耕 2006-03-26 18:04:58
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