屍を越えて
アマル・シャタカ

涙の屍を越える時
人は何を見るのでしょう

もう
美しくはない涙に問うても
答えはせず

青春を賭けて輝こうにも
この地の青春は
みな死んでいる

踏み越えて
駆け抜けたその先に
人は何を見るのでしょうか

愛の墓標か
魂の奈落か

わたしの涙は今日も

答えてはくれない


自由詩 屍を越えて Copyright アマル・シャタカ 2006-03-07 05:02:28
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