時間と空間の結婚式
アマル・シャタカ

求めて止まぬものがあった
そのたびに吐き出したものは
記憶
その彼方に
星になった

明滅する人生とはかけ離れ
燦然と輝いたそれは
暗闇の中で数を増やした
虚空に手を伸ばす

泣きはらした夜があった
水溜りに星が
星が

現れたそれは
かつての言葉を響かせ
水溜りをすくい
孤独を指から滴らせた

光る音声が
僕の胸にある
踏み固められたものを
どす黒いそれを
燃やす

二人は沈みゆき
抱き合った
星も明滅も涙も
飲み込んで


かつてわたしには
求めて止まぬものがあった



自由詩 時間と空間の結婚式 Copyright アマル・シャタカ 2006-02-24 02:55:32縦
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