さらに題詠会より
山田せばすちゃん
長閑なりあくび交じりに標的を定めてボタン押す米軍兵 (詠題「あくび」)
この街は棲み辛かろう臆病なウサギおいでよ手の鳴るほうに (詠題「臆病」)
殺意とは注射器の筒に紛れたる僅かな泡に似たるものらし (詠題「注射」)
「わたくしをなんだと思っているざましょ!?」
「・・・猫より自分勝手なおばはん。」 (詠題「自分勝手」)
闇に仄白く浮かんだ君の桃尻が最後の希望だったよ (詠題「桃」)
君達がいて僕がいるリング上ドロップキックの雨を降らせて (詠題「ドロップキック」)
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題詠会より