巨
きいろ
大きすぎる、
真っ白い(真っ黒にも見える)壁が
ごぉごぉ と私の前に突っ立つ。
距離を埋めようと
必死に足掻いて、
足掻いただけ空しくなる。
結局、全ては無駄だったのだろうと。
そう、思えば思うほどに
消えてしまいたくなるのは。
あぁ。可笑しいのか。
笑えばいい、好きなだけ。
お前の好きなようにすればいい。
全て。
あざ笑えばいい。
その代わり、
私がいなければ生きれないように、
息が出来ないようにしてやろう。
逃げ道は、無い。
自由詩
巨
Copyright
きいろ
2006-02-01 19:28:38