SとYと焼き鳥
七尾きよし
遠くながめる梅の木の
色をのぞかすふくらみを
君にたとえるぼくがいる
冬の風雪に身をまかせるあなた
雪は自然でぼくは不自然で
罪悪感の有無が自然不自然の境目かとふと思う。
触れた瞬間に傷ついてしまうことを知っていて
時の流れに身をまかせて広がっていく
あなたの色をぼくはいとおしく見守るだけ
未詩・独白
SとYと焼き鳥
Copyright
七尾きよし
2006-01-23 00:54:27