アルゴリズム オンナの端くれ
銀猫

数学が苦手だって言うのに
もう少女ではないから
計算違いは許されない


髪を伸ばすこと
それは可能性
ダイエットコークの味を好きになること
それは目論み


統計では
きみの好むオンナは
地球上には割と多く生息するらしい


仕事の場面を共有し
休日のスケジュールを全部空けても
カラの電卓は
公式を求めてのっぺりと光に顔を向けるばかり


答えをはじくには
未知数が多すぎて
少女もどきに荷は重い


間違ったらいけないの
間違ったら行けないの

きみのとこ。





自由詩 アルゴリズム オンナの端くれ Copyright 銀猫 2006-01-22 22:33:55縦
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