紅茶
きいろ


白く、

淡くなっていく


記憶が、
視界が、

私を取り囲むものが



(淋しさとは)。



誰にも。

気付いてもらえないと

悲鳴をあげる。
(無差別に)


そう。



(誰彼もが逃げようとしている)



そして
私は 紅茶を飲む。

(まるで関係無いとでも言うかのように)



自分で自分に気付かない愚かさを抱えて。


自由詩 紅茶 Copyright きいろ 2006-01-17 02:37:00
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