LA,LA,LA,ラバーソウル
虹村 凌

振り上げた足から外れてラバーソールが飛んでゆく
オレンヂ色の夕焼けに
水色のラバーソール
よく似合う色はゆっくりと
風紀委員長の頭上へ

一億人の絶叫日本人が負ける筈が無いんだ

ラバーソールがイインチョの額をカチ割り
イインチョは膝から崩れ落ちる
不良達の拍手は喝采
よく似合う学校の校舎にこだまする
ゴロゴロと

さだまさし様、ださ…

気づく気づかないじゃない
回文ぶんぶんぶんぶんぶぶぶん
コノヤロウ!
そんなんじゃなく
一緒にさだまさしを聞いて泣けるか泣けないかだ
赤い眼鏡でショートヘアの女の子の
ジャーマンスープレックス

されたい

ラバーソウルは二度と戻って来なかった


自由詩 LA,LA,LA,ラバーソウル Copyright 虹村 凌 2006-01-13 22:03:29
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「うにいくら丼」