石川和広

闇雲にかいてたら
白い雲に襲われて
遅くなって
白けた
知らない雲
クモ
おんな
走り去って
死んだわたしは
弾かれた
世界から
ひとりのおんなが
席をたって
わたしを避けた

イヤナカンジ
そうして
そうか
花が咲いているのか
街に
裂いているんだ
旅の中に
消えた
わたしは
もう一度出かけなければ
ならない

無意識の爆風
去った後で
何ができるか
雲にまた聞く

外されたわたしは
駅から
骨が
外された
街は
寒い
ぴーぷー
何度となく
往った
暴風とがって


拒絶

わたしは生きた
嫌いなものと
そして
悲しいテレビ見ながら

また死にそうになった





寒いなか
咲いている


自由詩Copyright 石川和広 2005-12-05 18:59:30
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