明日から
石川和広


とがる闇の中で
眠っていたから
正確には
眠ったり眠らなかったり
市場をさまよったり、普通の男に、す巻きにされ
トツゼンナミガクルヨー
それは見たくない足の裏だったから
もう生きていけないと
狂うまでにかわいい犬の耳元で
怒鳴り続けていたから私
誰か、そう誰か

いてほしい
一緒に泳いで明日からプールに通う

頼んだから
そうすると私
眠っていない状態になったから
ひとにやさしくしたいって思いました

それは傷つけること
もういなくなること
最後にお話はつづくにすること
それだけでいいのです
やさしくなれます私

そう やさしくなれます私
グースカ寝ます
明るい部屋

そう 差し込んでくるぎりぎりの
シナナイ

車に襲われたらどうしよう


自由詩 明日から Copyright 石川和広 2005-11-30 21:05:10縦
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