花の影
チアーヌ

板壁に花の影が映っていた。
花は微かに揺れていた。
もうすぐ冬になり枯れてしまうから、
寂しくはないだろう。
古びた板壁も10年以内には崩れて無くなるだろう。
でも今はまだ花は咲いていて、影を持っている。


自由詩 花の影 Copyright チアーヌ 2005-10-20 22:34:05
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