始まりの回想  【一】
半知半能







ゆつくりと 首を すげかへて
さみしさ を
あなたと わたくしの合間に横たはる、あの さみしさ を 
その一端でも 共感しやう
静かなあなた の 夢見言が
わたくし の (海、) へと 甘美な原子を 
投げ打つて
くるのだ
そして やうやく わたくしは
かすかな夜の中 に わたくし自身を見つけ
子供のやうに (眠るのだ) 、








自由詩 始まりの回想  【一】 Copyright 半知半能 2005-09-04 13:35:26縦
notebook Home 戻る  過去 未来