もぐら
恋月 ぴの

何だか最近こんな感じだね
ちょっと手を伸ばせば
君の優しさに触れられるのに
何故かためらってしまう


あのゲームと一緒かも
無数の穴凹から僕のあたまは
勢い良く飛び出しては
怯えたような顔をして直ぐに引っ込む


誰かを傷つけたくないって思いは
結局自分を傷つけたくないだけさ


自傷行為は暗い夜の淵から
「こっちへおいでよ」
と僕を呼んでいるけど
弱虫だから
こそこそ後ずさり
毎度毎度の逃げ腰って感じだな


手のひらの感覚は結構あやふやで
箱の中で掴んだのは、もぐらのしっぽ


自由詩 もぐら Copyright 恋月 ぴの 2005-08-30 06:52:05縦
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