はだか
石川和広

おなかをかいている
ふところに
つもる
きのうがある
きのうはいぬと
あそんでいた

みつけていく
きずあと
いつも
こころのなかの
おじさんに
おこられているかんじ
のうのしんけいさいぼうを
かけめぐるあらしは
あした


じかんというもの
はりみたい
あるいは
からまったいとだま
どっち
どっちでもある

ささってくる
いきてはいけないと
ひっしに
いとだまをひっぱり
からむ
ひとに
からまる
きに

きのじかん
とまっている
ながれている
そのひみつをのぞく

えっちだ
えっと
はだかだ
ぼくもきも

はっけん
ただのきは
あおいそらに
じかんを
うずまかせる

きのうは
いつねたんだっけ
さけのんで
おぼえてない


自由詩 はだか Copyright 石川和広 2005-08-28 10:59:11
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