レベルD
虹村 凌


この世の天国かと思っていた
右も左もわからない
何も見えない天国への入口
痛みも無ければ
快感も無い
暖かくも寒くも無く
匂いも無く
生きている感覚すら危うく

そうか
全ての感覚からの開放を天国へ行く事とすると
地獄ってのは案外と住み心地がいいのかもな


俺には天国の入口に続く階段あたりが
丁度いいのかもな

レベルD




階段を白濁で満そう


自由詩 レベルD Copyright 虹村 凌 2005-07-29 15:29:47
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