512MBの個人的憂鬱
虹村 凌

夜の街は底なしに冷たい
誰にも関わらないで
じっと朝を待っている
重さ512MBの煙草の煙
全身に纏った週末の香り
寄りかかる自動販売機の後光に
耐えきれなくなる

そして想像力だけが自殺する
夜明けは安心感を与えて
颯爽と視界の隅へと




決して孤独な人生なんかじゃない
昼間には仕事に行っているし
たまに友人と会ったりするし
家に帰れば家族がいる
パンクもロックも死んじゃった今
何処に優しさを求めればいいのか
愛も平和も
嗚呼!天上天下唯我独尊
俺は俺が大好きなんだ
文句あんのか?
セックスしようぜ
Jack Offしたいんだ

文句 あんのか?


自由詩 512MBの個人的憂鬱 Copyright 虹村 凌 2005-07-23 20:08:28
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