末期少女
虹村 凌
彼女は素敵な牙を見せて微笑む
その笑顔はとても素敵な笑顔で
事務的に働く僕の軌道修正をしてくれる
細い腕で大きな袋を持って
肩胛骨が遠ざかって行く様を
僕はうっとりと眺めていた
いけない
不整脈だ
僕の心臓が止まってしまう
あ
自由詩
末期少女
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虹村 凌
2005-07-18 19:46:47
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