歩こう、歩こう。
虹村 凌

重い防具担いで
朝早くから歩いた道を今
二人揃って手ぶらで歩いてる
たった数年前の事を話して
涙目になったりする

もうあの頃には戻れないんだなぁ
などと言いながら
6年間飽きもせずに
毎日同じメンツで喋くって歩って
いた事も思い出す

でも相変わらずな俺たちは
汗をかきながら笑っていやがる
変わった事は煙草くらいで
汗くさいのは変わらない


あの頃には戻れないけれど
昔の事だけ輝いてるなんて事も無い



歩こう、歩こう。
そんな昔とはサラバだぜ。


自由詩 歩こう、歩こう。 Copyright 虹村 凌 2005-07-10 23:10:19
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「うにいくら丼」