浦和BOYS
虹村 凌






(このラクガキを
期待を持って読んだ者は
然るべき報いを受けるであろう)










旋律が身体中を駆けめぐり
僕をいらいらさせる

生ぬるい空気の大きな部屋で
小さな羽虫が飛び回る
僕にはどうする事も出来ない
なぜなら僕は愚鈍だから

一日中人間やニンゲンを見つめて
苛々したり微笑んだりしながら
半分は性的視線で眺め回している

視姦

弛緩しきった上腕二頭筋に羽虫が止まり
バイトのオババが襲いかかる
脳内で僕のクロスカウンターが炸裂して
彼女はダウンする
桜庭も真っ青の1R瞬間K・O
僕は高々と手を挙げてガッツポーズ
そしてそのままお客さんとお店で乱交パーティーを始め…

オババの右腕が僕を掴み
汗が滴り落ちる




自由詩 浦和BOYS Copyright 虹村 凌 2005-06-27 22:07:48
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「うにいくら丼」