毒種
武下愛

今の私を誉めないで、未来の私がどうなっているのかも、分からないのに。今の私を誉めないで。今の私を貶さないでください。未来の私がどうなっているのかも、分からないのに。初対面に近い人から、何か言われるたびに。首を絞められ酸欠になり徐々に力が抜けていく感覚に陥る。肉体反応によって閉じたいわけでもないのに、視界がちかちかして、自然と瞼が落ちて、しまう。体内に流れている血が止まってしまった、ままだよ。感覚。数年間、関係を築いたとしても。何時までも初対面でしょう?だって中身が見えているわけでは無い。


もの。


自由詩 毒種 Copyright 武下愛 2025-11-29 14:28:35
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