ある朝に
りつ
自然と目が覚めた
夜明け間近でまだ暗く
暗闇に揺蕩いながら
明けゆく空に
身を任す
誕生日
私が生まれたことに
意味はあったのか
なかったのか
たったひとりの自分に戻り
問いかけてみる
ただ存在しているだけなのに
ノイズだったり
和音だったり
周囲と無関係には生きてゆけない
食べるという罪深さは
生きることに結びつく
人間が人間であるということは
自然のようには
いられない
私のお葬式で
泣いてくれるひとが
いれば良いな
そしたら
生きたことも肯定されるから
今日も一日が静かに始まる
どんな日になるのか
まだ私は知らない
良い一日は
自分でつくるのか
もたらされるのか
存在するだけで
罪深くあるのなら
可能な限り
良く生きたい
誕生日に記す