世界一幸せな花嫁
りつ
答えは最初から分かっていた
あなたのことなど全く考えてないのに
身体が燃えて血が駆け巡り
淫らに濡れて溢れてくる
なぜ?なぜ?いったい何で?
女の匂いを放ちながら
新鮮さに驚く
あなただって
わたしのことなど何とも想ってないだろうに
欲しくて欲しくて自然と燃える
なぜ、こんなに身体が欲するのか
この先を知りたいと想った
想ってはいけないことと想いたかった
好きより愛してるより
もっと深い何かがあると知った
とうの昔に干からびた身体
不感症の身体
ただの錯覚だと思う一方
わたしにも女の一面があると知り
嬉しくて嬉しくて笑ってしまった
言いたくなかったことを
いま、言う
わたしは世界一幸せな花嫁です