SATP.Vol.4 「 ひっくりくり。 」
PULL.
れぇーみぃ♭ーどぉーしぃー。
詩でも音楽でも、
そうだと、思うのだけれど。
創り手が手応えを感じた「作品」と、
読み手、聴き手が反響してくれる「作品」とは、必ずしも同じとは限らない。
こんなこと。
云われなくったって、
もうみんな知ってるよね?。
だけどね。
不安なんだ。
分からないんだ。
時には投げだしたく、時には破棄したくなる。
ドミソの簡単な和音が、とっても美しく聴こえたり。
ドミファソラって弾いたら、とっても楽しかったり。
それじゃ駄目なのかな?。
そだけで満足したら、もう駄目なのかな?。
わたしの胎内にある音も、言葉も、
たぶんこれが精一杯。
ひっくり返して、
引っかき回して、
引きずり出して、
ひっくりくり返す。
こんなことの繰り返しの、ひっくりくり。
くりくり返って、くり還ってきたの。
還って変えて、くりくり変えて、
ひっくりくり還って、また繰り返すの。
くりくり返って変わって、
くりり孵って還って、
くりくり蹴って、くりりる破壊するの。
これしか、できないから。
これしか、くりくりできないから。
ひっくりくりなの。
しぃーどぉーみぃ♭ーれぇー。
Sex And The Poetry.Vol.4 「 ひっくりくり。 」
散文(批評随筆小説等)
SATP.Vol.4 「 ひっくりくり。 」
Copyright
PULL.
2005-05-24 08:46:54