微睡の草原
atsuchan69

横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい

悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺこはともかく
眠れば、すべての煩いから逃れられる

雨が降らなければ、星空の下も悪くない
大地に寝そべり銀河を眺めるのも乙なもんだ
ウイスキーを一口、眠り薬みたいに煽る

眼を瞑ると、美しい天使が微笑む
見渡すかぎりの草原を走る野生の馬たち
空には白い雲、此処は眠りの国のど真ん中だ






自由詩 微睡の草原 Copyright atsuchan69 2024-11-11 06:36:39
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