幻を視ていた
栗栖真理亜
柔らかな衣のような波間が私をとらえ
夢をさらってゆく
それは束の間の安息
絶え間ない静粛の音
安らかに眠る赤子の笑顔のように
嵐のない幻を視る私の過去
自由詩
幻を視ていた
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栗栖真理亜
2024-11-01 12:49:44
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